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モジュール9

パースペクティブ
クラウド導入時の組織における重点分野ごとの観点
  • ビジネスパースペクティブ
    仮想化の実行環境や仮想化の管理ツールを使って自社やグループ会社向けの 環境を構築、運用するモデル
  • 人員パースペクティブ
    組織の構造と役割、文化に着目して組織がより迅速にクラウド導入によって進化できるようにサポート
  • ガバナンスパースペクティブ
    クラウド推進のスキルとプロセスに重点を置いて、IT 戦略 と ビジネス戦略 を一致させる
    組織の利益を最大化し、リスクを最小限に抑えながら、クラウド導入の取り組みを支援する
  • プラットフォームパースペクティブ
    クラウドに特化したクラウドネイティブな環境を構成 やオンプレミス環境からのクラウド移行 を 技術的な観点で支援する
  • セキュリティパースペクティブ
    データやクラウドで稼働するシステム環境の機密性、完全性、可用性の実現を支援する
  • オペレーションパースペクティブ
    クラウド環境のシステムをビジネスで要求されるレベルで実行、運用できるように支援する
    日々の運用だけでなく、ビジネスで要求される 障害発生時の復旧や回復の要求レベルのクリアも支援します
7つの移行戦略
クラウド移行に際して、どのような構成を採用するのかシステム毎に検討する「移行パス」
  • リロケート (Relocate)
    「VMWare Cloud on AWS」を使用して既存オンプレミスのVMware環境をそのままAWSへ移行
  • リホスト (Rehost)
    既存オンプレミスのシステム環境をEC2を活用して、構成変更が少ない形でAWSへ移行
  • リプラットフォーム(Replatform)
    オンプレミスのアプリケーションの変更は行わず、データベースを、RDSなどのマネージドサービスへ乗せ換えてAWSへ移行
    メインフレームや商用 Unix からオープンソース系OSへの移行も含む
  • リファクタ (Refactor)
    オンプレミスのアプリケーションのリファクタリング(再設計)を行い、よりクラウドのメリットを享受できる構成にシステムを改修してAWSへ移行
    マルチアベイラビリティゾーンでシステムの可用性を高めたり、Lamdaなどのサーバレスサービスでクラウドへの最適化を図る
  • リパーチェス (Repurchase)
    今まで自分たちで構築していたプリケーションを Software as a Service(SaaS)を購入して置き換える
    人事や会計のアプリケーションを SaaS 製品に置き換える
  • リテイン (Retain)
    クラウド移行せず、現在の構成でシステムの稼働を続ける
    クラウド移行が出来ない要件がある場合やクラウド移行による付加価値が出ない場合に選択
  • リタイヤ (Retire)
    システム構成を見直しを行い、他システムへの統合やシステムそのものが未使用で廃止が可能な場合に選択

7R クラウドへの移行パス

7R クラウドへの移行パス

参考文献:移行パス(クラウド移行戦略)をワークショップで策定する